日本には、毎年十数個の台風がやってきますが、日本は都市部の水害に遭うことはほとんどありません。
特筆すべきは、東京には総投資額2400億円(約200億元)を投じて14年(1992年~2006年)をかけて建設された世界最先端の排水システム、首都圏外郭放水路、「地下神殿」と呼ばれる放水路です。
東京郊外の何の変哲もない庁舎の裏手にあるサッカー場やスケート場の下に「地下神社」が建っています。
日本の高度な土木技術を駆使して建設され、大雨や台風による立水から東京都民を守っています。都市インフラ建設の重要な部分として、日本の排水システム建設への投資は比較的に大きいです。
全体の排水基準は「5年に1回から10年に1回の被害を防ぐ」ということで、全長6.3km、直径30m、深さ60mの垂直井戸5本をパイプで接続したものと調圧タンクで構成され、総貯水量は67万m³に達しています。
コンピュータで完全に制御されており、「地球最強」と呼ばれています。
地面からの水が小さな溝に流れ込むと立坑に放流され、立坑内の水がある程度貯まったところで、最初の4本の立坑からの洪水水が下水道を通って最後の立坑に流れ込み、高さ18メートル、重さ500トンの59本の大柱で支えられた巨大な貯水圧タンクに集約されます。
この長さ177メートル、幅78メートルの貯水池は「地下神殿」と呼ばれています。
「地下神殿」に一定量の水を貯めた後、ポンプを回し、毎秒200立方メートルの速度で江戸川に放流し、最後は海に流します。
また、この排水システムは、貯水機能を有しているので、干ばつを効果的に回避し、干ばつに備えることができます。
首都圏外郭放水路の建設後、梅雨時の洪水被害を受けた家屋数が41544戸から245戸に減少し、水没面積が27,840ヘクタールから65ヘクタールに減少したことが実証されています。
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