5月7日から新たに１ヶ月間の「緊急事態宣言」に入ったが、ほとんどの地域で新型コロナウイルスの感染拡大が弱まっていたため、11日から全国で工事を再開すると発表した建設会社もあった。
大手建設会社である鹿島建設は7日から工事を再開することを決めた。
清水建設も、建設業界の雇用を確保し、通常の経済活動を維持するためには、工事の再開が重要である、そのために、各地にある同社の建設プロジェクト全体で11日から工事を再開すると発表した。
清水建設は同じ工事現場で、従業員3人が新型コロナに感染し、1人が死亡したことを受け、4月13日から当時緊急事態宣言下にあった全国のほとんどの工事を5月6日まで中断すると発表した。
清水建設は、感染が深刻化している13県で630件の工事を行っており、85％が工事を中止していた。
清水建設によると、作業再開後は集団感染症の発生を防ぐために、従業員が交代で作業するほか、現場作業員も最小限にし、混雑を避けるために現場作業員の休憩場所を増やすなどの工夫をしているという。
一方、大林組は、政府の「緊急事態宣言」の延長要請に応じ、作業停止を継続することを決定した。
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